やはり「一流」「超一流」と言われるホテルにて宿泊や食事をする際は、それなりの期待をしてしまうが、たいていの場合はテレビや雑誌の誇張によるもので、期待外れで「ガッカリして帰ってきた」とか「損をした」という知り合いの話をよく耳にする。その誇張により人気やイメージばかりが先行してしまい、虚像が出来上がっているのかもしれない。
今回、インターネットの格安なプランで宿泊する際でも、「ホテルオークラ」の名がついていると宿泊前から「超一流」のサービス、食事を期待してしまっていた（格安な料金でも！）。しかし、他の「一流」や「超一流」と異なる点はこのホテルは人々の期待を裏切らない、それどころかそれ以上のサービスを提供してくれる。
外資系ホテルの日本（東京）進出でメディアは大騒ぎしているが、ホテルオークラ神戸のような日本的な細やかなサービスをさりげなく提供してくれるホテルは魅力的だ。新聞の配り方にしても、アメニティにしても、朝食のサービス（もちろん味も）にしても他では見ることができない気配りがなんとも気持ちがいい。他のホテルでは朝食を取らない場合が多いが、オークラでは必ず朝食をいただくことにしている。
スタッフの仕事ぶりにも「誇り」が見られる点も、他の多くの「一流」ホテルと異なるところではないだろうか。彼らの働いている様子から、支配人の経営哲学がすべてのスタッフに行き届いているように感じた。
今後もその素晴らしいサービスの提供を続けていただきたい。
国内外の友人に薦めたい。