ここはもう、立山の美術館だ！
一歩踏み入れると、目の前には様々な絵画が目に飛び込んでくる。
その1枚1枚は、決して有名な画伯の絵ではないけれども、
絵が好きで仕方がない方々が描いたものだと容易に判断できる。
気をはる美術館の絵画とは違い、富山に来たのだなと、ほっとさせてくれるものばかり。
絵画を見てまず、肩の力が抜け、むしろ元気をもらった。
聴けば、地元の方々からの寄贈されたものばかりだと、、。
受付をする妻とフロントから弾む会話が聞こえてくる。
高い天井は圧迫感がなく、西向きに大きく取られた窓からは
夕日が差込み、気持ちがいい。
アットホームな雰囲気が、また、心をほっとさせる。
部屋からは、
清流が見え、それまた額縁に飾られた絵画の様で気持ちがいい。時折走る電車の音に、一日の終わりを感じる。
部屋にもまた一つ、素敵な絵画がある
内風呂だけだが、清潔で、
景色も派手ではないが、素敵な景色だ。
この日は、カモシカさんが遊びに来てくれ大満足
脱衣所には、冷えたお水があり、扇風機が付いている
湯上りの人の気持ちをよくわかっている。
要るものはちゃんとある。
さて、夕食だ。
案内された部屋は、大部屋だけれど、隣の席はあけてあり、
苦しいながらもお客を制限しているなとすぐにわかる。
地のものを使った料理はどこにでもあるかもしれないが、
その1品1品の質が高く、素材も少し良いものを使っているのがうれしい。
日本料理を頂いている感覚。
音楽はさらりとジャズが流れ、素敵な絵画がここにもある。
従業員さんは、みな気さくな感じで、ホテルというよりは
むしろ旅館や民宿のような気楽さがある。
ドリンクの配置や、接客。どれをとっても上から言われた感じではなく、
従業員同士で意見を出し合った結果のサービスではないだろうか。
おもてなしの心が伝わってくる。また、心が癒される。
色々なホテル・旅館に泊まるが、
旅の疲れが癒えるところは、なかなか無い。
ああ、そうか。疲れとは体の疲れだけではなく、
心の疲れが大いにあるのだな。
心の疲れは、人にもてなされることで
癒えるものなのだと、感心しました。
今回は、1泊しか取れませんでしたが、
次に来るときは、長く滞在したいなと思えるホテルでした。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2021年05月