正直、今、こうした評価を書くのが、宿泊施設にとって公平なことなのかどうかわからない。今回は夏に続いて二度目のGOTO利用で、これは夏にも感じたことだが、宿泊施設では夕食を一度に出す（当然、揚げ物などは冷め気味でになる）、活動する従業員の数を制限し客との接触を最小限に抑えるなど、様々な防疫対策を立てている。結果として、食事やサービスのクオリティが、平時に及ばない。今の宿泊施設はそうしたハンディを負っているということを前提に、ご覧いただきたい。

立地：荒川のすぐそばで、部屋から河原が見える。秩父ミューズパークで雲海（川霧）の撮影がしたかったこともあり、直近のここを選んだが、アクセスは抜群だった。
部屋：広い。古さを指摘する声があるが、不快な古さではない。清潔に保たれていて、快適だった。
食事：GOTOが始まって以来、旅行は三度目、これが八泊目となる。うち、七泊には夕食があったが、おいしいと思ったのは二泊のみ。うち一軒は尾鷲のシーサイドビュー、もう一軒がここである。GOTOでは全品いきなり出されてしまい、冷めた揚げ物にうんざりするようなパターンが多かったが、こちらでは揚げ物、焼き物、煮物を後出しにする。その心遣いが、ありがたかった。決して、特に手が込んでいるわけではない。しかし、丁寧な仕事だというのは、いただいていてよくわかった。調理をした方のお人柄が感じられた。
風呂：温泉旅館にはままあるパターンだが、長い、くねくねした廊下の先にお風呂がある。家族サイズのお風呂が二つ。貸し切り方式で、ゆっくり入れる。いいお湯だった。
サービス：ディスタンスをとりつつも、諸事きちんとご対応いただいた。
設備：昭和感が強い施設。しかし、必要なものは一通りある。

秩父に泊まることがあったら、次もここだな、と思った。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2020年11月