美味しいお料理と温泉を堪能したくて宿泊しました。お料理は言葉で表現出来ないほど素晴らしく、間違いなくこれまでの人生でNo.1です。一品一品美しく、さらに全体で一つの作品になっています。なぜ仙石原なのか、なぜホワイトアスパラなのか、なぜレモンなのか、全てのことに意味を感じられ、食を大切にするということ、人を思いやるということ、生きるということが惜しみなく表現されていました。作り手がどこまでも料理を愉しんでいるのが伝わってくるし、とにかくセンスが良すぎる！

サーブの仕方もよかったです。ドレスコードがあったので、もっと堅いかと思っていましたが、むしろ庶民的であたたかなホスピタリティを感じました。
レストランの扉や床は食堂っぽい一方、テーブルがきちんと整えられていて品良く花が飾られ、窓の外に新緑のライトアップが見えるというグラデーションが、一流の料理を気楽に愉しませてくれました。

料理だけで、十分ここに来られて良かったと思えるし、それでもまだ旅の途中という感じもするので、この先も5年、10年、20年という単位で味わい続けてみたいと思います。これからどこへ向かっていくのかすごく楽しみです。

一方でフロントサービスは残念でした。キャリーサービスで送った荷物は部屋のソファに無造作に置かれているし、帰りにキャリーサービスをお願いすると、その場で電話をして確認し始め「すぐには受け取れませんよ」などと無用の世話を焼かれましたが、行きに利用しているのだから、帰りまで気を効かせて欲しいな、と。高級宿を謳うなら、なおさらです。
チェックインの時も、部屋に案内する途中で私の足を止めて、「大変お待たせ致しました」と後ろで待っていたお客さんに対して目の前で頭を下げられ、いかにも私のせい、というような感じがして居心地が悪くなりました。近くに別の係の方がいたのだから、手分けして対応するべきでは？1日5組なのですから、もっと行き届いたサービスをしていただきたいです。
チェックアウト時に「ゆっくり出来ましたか？」と2人の方から同じことを聞かれましたが、いかにもマニュアル的な言葉に、こちらが気を遣って「はい」と答えるしかなく、正直ドッと疲れました。本当にゆっくりして欲しいと思っているんでしょうか？お料理が素晴らしいだけに勿体ないと思いました。

評価

• 総合5
• サービス3
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2022年04月