一人っ子として育った私は、両親から大切に育てられました。年老いていく両親との思い出に、私は長野県中のホテルを調べました。そして、選んだのがこのホテルでした。滞在する前から数回メールにて問い合わせをしたことがありましたが、大変丁寧に返答していただき、期待に胸を弾ませてホテルに向かいました。しかし、期待はずれな面が多々あり、両親を満足させることができなかったのではないかと心残りです。とりわけ目についたのが設備の不備です。

・部屋までの廊下が暗い
部屋に向かうまで照明が少なく、気分がめいってしまいます。夜などは少々危険に感じました。間接照明を増やしてください。
・エレベータの内装
事務所用のエレベータを用いているのでしょうが、殺伐と冷たさを感じさせます。写真や植物などを片隅にかけておくだけでも雰囲気は変わると思います。
・露天風呂
宿泊棟の端に露天風呂が作られていましたが、あまりにもお粗末でした。洗い場や広い脱衣所がないのは我慢できたとしても、浴槽の深さが深くステップもないために危険です。また、大きなクモが巣を作っていて、照明も少ないために、恐怖感さえ覚えました。清掃回数を増やしたり、間接照明を増やす、ステップをつけるなどの改善を要望します。
・部屋の設備
網戸が外れたままになっていました。また、ジャグジー付近の木材が腐敗し、とげとげになっているために入浴時には危険です。全室を点検し、新しい木材で早急に補修をしてください。

以上、客のことを考えれば、ほんの少しの努力で改善できることばかりです。サービスとはお客の立場に立つ「思いやり」から始まるものです。「こんなふうにしたら、お客は喜ぶだろうな」とお客の笑顔を思い浮かべて、真心の想像力を働かせるのがサービスです。しかし「サービス」と称しながらも、客のことは考えずに自己満足だけでいるホテルもたくさん存在します。そんなホテルの一つになっていただきたくないのです。

せっかくすばらしいスタッフの方々がおられるのですから、力を合わせてもう少し努力してみてください。そうすればすばらしいホテルに戻れるのではないかと信じております。やがてもう一度利用させていただきます。今度は本当に満足ができたらいいなと切に望みます。がんばってください。

【ご利用の宿泊プラン】

ジュニアスイート