総合的にとても素敵な宿で、こだわりやコンセプトも素晴らしいのですが、想いと成果物が見合うようになるにはいかんせんワインの樹齢が足りていないのでは？と感じました。こればかりは自然が相手ゆえ、じっくりと待つしかないかと思います。
お料理もプレゼンテーションが素敵で、テロワールも意識したメニューの数々、特に朝食がバラエティに富んでいて良かったです。

「美味しかった」ことを大前提として、以下気づいた点を幾つか。
1. 箸置きだけではなく、カトラリーレストが欲しい（夕食・朝食とも）
カジュアルダイニングですのでお皿ごとのカトラリーの交換はありません。もちろんそれは問題ないので、それであれば食事中のカトラリーの置き場所が欲しいです。
パンを食べる時、お皿の交換時など、カトラリーの置き場がなくコップの上に一時避難させたり、ペーパーナプキンの上に汚れたものが置いてある姿は決してスマートではなく、素晴らしい見栄えのお料理が台無しになってしまいます。
2. スープ用のスプーンが欲しい（朝食）
せっかく4種ものバラエティがあるスープバーを設けていらっしゃるのですから、スープスプーンが欲しいです。
先の尖ったデザートスプーン1種は、使い勝手的に厳しいです。
3. 塩・胡椒ミルの形状と配置（朝食）
サラダ用の塩・胡椒を使う際、ミルですので両手を使う必要があります。ビュッフェなので少なくとも片手が塞がっている状態でミルを使おうとすると、どこかに必ずトレイを置く必要がありますが、テーブルには所狭しと美味しいお料理が並んでいますので、トレイを「ちょっと置ける」スペースがありません。
結果、トレイの角をテーブルの端に引っ掛けて、身体でトレイを支えつつ・・・となってしまうのですが、他のお客様もいらっしゃるなかひっくり返してしまったりと大惨事を招きかねないので、片手で使えるものを置くか、両手使用のミルであれば各テーブルに配置されるのが良いかと思います。

以上、ユーザー側からの意見でした。
美味しいお料理ですので、ちょっとした配慮でよりシームレスで満足度の高い滞在となることと思います。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地5
• 部屋3
• 設備・アメニティ4
• 風呂3
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2021年10月