到着が少し遅くなりそうだったのであらかじめ電話をし、２０時過ぎには到着したにもかかわらず、食事が冷め切っていた。蕎麦は伸び切ってふやけ、天ぷらは冷たく油がにじみ出ていた。長い運転で疲れ旅館での食事を楽しみにしていた同行者はすっかり意気消沈し、疲労感が増したようで、何も話さずに部屋に入ると布団に横になってしまった。
部屋にタオルもティッシュも置いておらず、そのたびにいちいち階下の台所まで頼みに行かなければならなかった。冷房がなかったので窓を開けていたが、網戸に穴が開いていたため蚊に刺され、夜もあまり眠れなかった。
風呂は、２１時頃にはもう従業員の人が先に入っていて、驚いた。外湯を利用しようと思い、近所に温泉があるかどうか聞くと、足湯を紹介されたり、近隣の旅館を「まだ開いている」と紹介されたがもう閉まっていたりと、まったく役に立たなかったので、自分で歩き回って探した。
翌日のチェックアウトも「用があるから」と、本来の時間より早めにするよう言われた。
全体として、サービス業に従事している自覚があるのか疑問だった。インターネットで検索すると繁忙期でも空室が目立つ理由が分かる気がした。せっかくの旅の思い出が、最後に泊まった宿のために最悪のものとなって残念だった。

評価

• 総合1
• サービス1
• 立地3
• 部屋1
• 設備・アメニティ1
• 風呂-
• 食事1

宿泊年月

2009年08月