しなの鉄道の戸倉駅からは平坦であるものの徒歩で20分はかかるため、駅との送迎サービスがあってとても助かりました。
温泉街は千曲川を渡った向こう側にあり、宿がある川のこちら側は普通の市街地でしたが、うまく木々を配置してあるためか特に気になりませんでした。

フロントや客室がある4階建ての本館のほか、庭の先には別棟の温泉棟が木製屋根付きの渡り廊下で結ばれていて、とても趣がありました。
温泉は硫黄臭のある若干の濁り湯が掛け流しで注がれていて、それに夜どおし入れるのは非常に贅沢でした、

部屋は広縁こそありませんが必要なものは揃っており快適に過ごすことができました、個別の洗面台とトイレのほかに、シャワー専用室があって、なかなかほかでは見かけないのでびっくりしました。

カーペット敷きの宴会場での食事は、広く間隔を取った席配置のうえ衝立で仕切られていて、ゆったりとした空間で色々なお皿や小鉢などの料理を頂くことができました。特にちゃんちゃん焼きはバター風味も強くおいしい一品でしたが、見栄え的には、もう1、2品あるとよかったかなぁ、という感じがしました。
なお、気になった点として、席に着いた時点で仲居さんがしゃぶしゃぶ鍋に火を入れていかれましたが、これは早すぎる気がします。また、10分もしないうちに天ぷらと蕎麦椀がでてくるのも早すぎで、冷めたり伸びたりしてしまうほか、急かされているような印象を受けました。
なお、使い捨ておしぼりが用意されていましたが、可能でしたら別途ペーパーナプキンやティッシュもあると良かったです。

従業員の皆さんの対応は丁寧だったのですが、おそらく悪気なく塩対応だったり気が利かなかったりといったことが散見されたのは少々残念でした。

とはいえ、全体的に雰囲気は悪くはなく、なにより大浴場と温泉がとてもよい感じで、機会があれば是非また利用したいお宿だと感じました。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2023年07月