外観はごく普通の民家でしたが、中は、京都の町屋の旅館のたたずまい、それに輪島塗の良いものが飾ってあり、雰囲気も最高でした。小さいながらも、しっかりした温泉の風呂もあります。
　そして、もっともよかったのが食事です。十数品の手の込んだ心遣いあふれる料理が実に良いタイミングで出てきます。どれも薄味、量も多くなく、途中で、ご主人の手打ちの蕎麦も出てきます。生半可な蕎麦ではありません。メインに季節外れのカニ料理を選択したのですが、木製の大きなお椀のいしる汁にカニが入れられており、そこに焼けた石を入れます。香ばしい香りが一層カニのうまさを引き立てます。作り置きのものは一切ありませんでした。最後は、ご主人お手製のロールケーキです。研究に研究を重ねて完成したとのことで、これがまた絶品、おいしいこと。
　本当に料理を作るのが好き、そういう感じを受けました。ただ一つ苦情です。ご飯が軟らかめでした。それもご主人の好みなんでしょうか。これを差し引いてもあまりあるほどの満足感でした。ありがとうございました。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地4
• 部屋3
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

ビジネス

同伴者

仕事仲間

宿泊年月

2015年09月