門司の昔の和風建築を泊まって味わえる希少な宿です。元料亭だけに、床や柱や装飾が凝っていて旧き良き栄華を感じます。
この宿は布団が素晴らしく、布団というものはこんなに寝心地が良かったのかと感動する寝心地です。
朝食は評判の通り絶品で、私の時は地元産おきゅうとや、門司産のフキで手作りしたフキ味噌など門司の魅力を食でも味わえます。ホテルにはない魅力と言えましょう。この朝食付きでこの宿泊料金は安いです。

トイレや水回り、冷暖房は新型になっており、ホテルに遜色ない快適さを保とうという気遣いを随所に感じます。私は新門司港着のフェリー船内で風呂に入ってきたので夜は宿の風呂には入りませんでしたが、そういう人はその旨を事前に伝えておくといいかもしれません。朝はシャワーを浴びられます。

優しくて話好きなおばあちゃんから観光ガイドに乗っていない門司ネタや若い人たちのムーブメントを教えてもらえるのも楽しいです。帰るのが名残惜しいような宿です、いつまでも続いてほしいものです。

ところでこの宿は門司の山手にあり、おばあちゃんの「門司は長崎に似てるんです」という言葉のとおり、独特な色のレンガの塀や細く入り組んだ坂道の先にある古い家並みが魅力的です。そんな丘にたたずむ宿で一夜を過ごして早朝に散歩するのも味わい深いです。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2022年12月