東京から親子3人で宿泊。夜は近所の親戚に招かれているし、1泊寝るだけなら安い所で良いかなと安易に予約しましたが、受付ロビーも無く、トイレは共用、部屋鍵も簡素、正直言って第一印象は引きました。でも午前中に到着し、荷物をあずけてレトロ街を散策し、すっかり気分もレトロになって帰って来たら、宿に続く狭い急坂に差しかかったところからもう「三丁目の夕日」にタイムスリップ。打ち水をしてある木戸を引きながら思わず「ただいま」と声が出た自分に驚きました。平日で他に宿泊客は居ないようでしたが、物干し場には沢山の布団が西日を浴びて白く膨らんでいました。お天気が良いと全組干すのだとか。お陰様でふかふかでした。どこもかしこも庶民的で古めかしいですが、照明の傘の上まで掃除が行き届き清潔でした。宿ののそばに「勝沼タクシー」があり移動も便利。実家の両親のような雰囲気のご夫妻と、ゆっくり話ができなかった事が心残りです。