昔ながらの湯治宿です。建物はたいそう古く、恐らく戦前の建築でしょう。従って、快適な温泉旅館を期待してはいけませんが、逆に昭和時代の風情を味わいつつ温泉に浸かりながらのんびり過ごす分には最適です。
　お部屋は二間で、空調はありませんが、あまり暑くなかったし、扇風機があったので十分でした。廊下に共用の冷蔵庫があって、助かりました。
　お食事は、名産の鯉、あらいと甘露煮が出てきたほか、陶板焼き、天麩羅、刺身など色々出てきて満足しました。
　名物の温泉は6か所の湯殿に7つの浴槽があって、源泉が4つあるという豪勢なものです。終日女性専用の1か所を除いて、一晩ですべて浴しましたが、流石に疲れました。でも、元気になりました。大変熱くて、水を入れないとは入れませんが、ちゃんと水が入れられるように工夫されています。入ると湯の華が猛然と浴槽の中に浮かび上がってきて、知らない人はごみの中で入浴すると思うことでしょうが、実際あれだけ湯の華が浴槽の中にあるのは初めて見ました。それだけ成分が濃いということなのでしょう。
　玄関脇の応接間風の小部屋にはWiFiがあります。朝は汽車の時間が12時近くだったので、その部屋に長居させてもらいました。助かりました。
　温泉に浸かって、一晩のんびり、健康になりました。湯治部の部屋が一番新しい感じなので、今度は自炊しながらのんびり湯に浸かって疲れを癒したいなと思います。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地4
• 部屋3
• 設備・アメニティ3
• 風呂5
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2019年07月