いつも変わらぬ感じの良い接客で、宿泊する度に心和まされています。

宿の建物は、日本現代建築史に名高い偉大な建築家の作品。大切にメンテされ、古いと言えど築50年とは思えません。この度も清閑で居心地よい空間に癒やされました。

料理は、見ばえの派手さやボリューム誇示などのインパクト狙いをしない、シックで美しい正統派の日本料理で、さり気なく手のかけられた、上品かつ奥深い和の味わいを、毎回とても楽しみにしています。

今回も大満足な中、１つだけ残念なのは、家族の思い出の多い『部屋食プラン』が、縮小の末、遂に完全廃止？（一時休止？）となってしまっていた事です。会場食ですと、松琴・衆芳・水晶などの大変立派な客室に宿泊時の特別感を損なう感も致します。又、部屋食は、高級旅館での旅の大きな楽しみ、日本旅館の特有の情緒・醍醐味の１つかとも思います。そして何よりも、『大正屋さんの、らしさ・独自の魅力』を最も感じられるのが部屋食での接客だと今まで喜んでまいりましたので、とても淋しく思っております。人手不足問題改善の暁には、オプション料金制ででも、数室、部屋食の復活を御再考頂けますならば、誠に幸いです。個人的な思いを僭越に綴りまして恐縮です。

評価

• 総合5
• サービス4
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2023年08月