今まで、禁煙室で予約が取れなかったので、タバコ臭が駄目な私には縁がないものと宿泊を諦めていましたが、口コミの食事の評価が高かったため、思い切ってお世話になることにしました。
　ロケーションは、日本の最北端、宗谷岬から歩いて３分弱の所にあり、外観は水色で、大きな看板が出ているので分かり易いでしょう。稚内方面からは右手の方向に、猿払方面からは左手の方向の、宗谷丘陵の麓にあります。築３０年の建物のようですが、古さを余り感じさせないくらい、掃除が行き届いていて、良い感じで年季が入っている印象を受けました。
　女将さんの話に寄れば、屋号からしてこの宿が宗谷岬で一番古いそうで、今は海の方に家が建っているものの、ちょっと前までは、海が部屋から一望できたそうです。
　さて、部屋は和室で予想以上に広く、喫煙室扱いが心配だったのですが、タバコ臭を大幅にカットしている工夫があちらこちらにされていて、全く気になりませんでした。
　食事は、口コミ通り夕食と朝食は実に豪華で、夕食は意表を突く部屋食で頂きました。刺身、魚介類の卵とじ、タケノコの煮付け、薩摩揚げの煮付け、大量のタコのしゃぶしゃぶ等、日常の喧騒から離れ、かつ、美味しい物を頂きたい人には大好評であろうと思われます。刺身のわさび受けが北海道の形に切った昆布が添えられていて、親近感がわきます。デザートの伊予柑は物凄く、どのように熟成させたのか、聞き忘れてしまいました。
　朝食も豪華絢爛で、１階の食堂で頂きました。女将さんとの話が弾み、１時間も食事をしながら楽しい時を過ごしました。味付けが濃くなく、どれも私の口に合いました。昼は食堂で食事ができるそうで、今度、利用したいと思います。
　風呂は洗い場が２つで、乳白色の入浴剤が入っていました。しばらくは言っていたら、汗がダラダラ出て来て、湯冷めもせずに快適でした。
　もし本州の友人が最北端の地で美味い物を食べながら宿泊したいという要望があったら、自信を持ってこの宿を進めたいと思います。
　その節はお世話になりました。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2015年04月