毎年夏には神戸から熊本の実家に戻り、実家の母や妹、私の夫や息子と共に大好きな黒川温泉の宿を毎回一軒ずつ変えて宿泊するのを楽しみにしております。今回の華坊さんは、お部屋や部屋付きの露天風呂、川沿いの露天風呂も申し分無いくらい素晴らしいものでした。ただそれだけに、接客態度の悪さが際立ってしまい、非常に残念に思いました。到着の際には、私達の前に到着したお客様に対する、フロントにいらしたおかみさんらしきご年配の方の采配の悪さに仲居さんが怖いくらいの形相で何やらおかみさんと言い争い。家族風呂の鍵が欲しくて何度呼び鈴を押しても、奥で話し声は聞こえるのに応答無し。
夜露天風呂に行ってみると、まだ宿泊客が利用する時間であるにもかかわらず若いアルバイトの女の子達が脱衣所で着替えており、私がドアを開けた途端、「来た！」と大声。・・・　チェックアウト時には、私の前にいらしたご夫婦
と宅配便のお客様控えを渡す渡さないで押し問答。あきれたそのご夫婦は私に
「普通控えは頂きますよね？」と助け船を求められました。そして、長い間待たされた私にはお詫びのひと言も無し。

私は、長い間航空会社の国際線で接客をして参りましたし、海外や国内のホテルに宿泊をした際に素晴らしい接客を学び、また感動を頂いて参りました。もちろんこれまで宿泊した黒川温泉の他の旅館からもです。そして現在は、一流のホテルや旅館で接客の指導をしております。

アルバイトの女の子達の教育ももちろん不完全ですが、旅館の顔であるおかみさんの仕事の出来なさには愕然とさせられるばかりでした。お部屋やお風呂の素晴らしさには１００点を差し上げたいですが、おかみさんの接客態度の悪さとお料理があまり美味しくない（工夫も何も無い）ことで減点は大きく、友人に勧めることは無いと思います。ぜひ黒川の他の旅館に勉強に行ってご覧になっては如何でしょうか。ハード面が立派でも、最後は「人」と「おもてなしの心」が重要です。

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2014年08月