金谷ホテルは日光と鬼怒川にあり、温泉が好きなので鬼怒川金谷ホテルに行くことにしました。評判がいいので他のホテルとどこが違うのか興味がありました。
ホテルに一歩足を踏み入れた時に感じたのは、全体に均整のとれた美しさでした。それが何かは最初気がつきませんでしたが、スタッフと会話することによって徐々に理解できました。
車を運転して玄関に着いた時、スタッフの出迎えがあり、車やスーツケース、旅行携行品全てお任せして、ラウンジへ案内されました。チェックインの待ち時間、ハーブティーとアジサイをイメージした季節の生菓子のおもてなしがあり、お茶とお菓子の味を楽しみました。
ホテル創始者であるジョン金谷鮮治のおもてなしの精神を、ホテル入り口での客への対応やラウンジでのお茶と生菓子に感じましたが、他に、ホテル内のいろんな場所に発見できました。ステンドグラスが随所にあり、なかでも、入口天井にある大きな、「天女の舞」のステンドグラスは、日光東照宮にある「天女舞楽の図」と重なり、日本の美を表現していました。
葉巻が好きだった創始者の灰皿などのコレクション、ホテル内の随所にある、お花、絵画、置物など、人の目を和ませてくれる演出、他、いろんなことに、感動しながら、和服女性スタッフの案内で部屋に向かいました。かなり広い居間とベッド２台を置いた寝室の二部屋で、部屋は新しく、ベランダからは渓谷を眺めることが出来ました。
ホテルで一番気になり楽しみにしているのは、夕食や朝食でどんな料理が頂けるかで、他の客の口コミにもたくさん紹介されております。
夕食は金谷流懐石～和敬洋讃～、これは、「和を敬い、洋を讃える」という創始者の経営哲学を反映させたものだそうで、それをいろんな料理で表現しておりました。料理の説明の冒頭に、一食一会とありました。一食の背景には、食材の生産、輸送、料理など多くの人達のドラマがあり、完成品としての料理が食卓に用意されました。何気なく頂く料理であっても、その瞬間に感謝し、背景のドラマに想いを馳せることが出来れば、創始者の意に適うのではないでしょうか。料理についてのスタッフの説明は、食材の背景や料理の内容など詳細で、一食一会を強く感じました。
夕食、朝食、おもてなしの菓子類など、全て美味しかったです。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地3
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2015年07月