建物はカナダの建築家の設計で、大きな翼を左右に広げたような、巨大なログハウスのようにも見えるもの。男体山側に駐車場やエントランスがあり、中禅寺湖側に各室のバルコニーがある。全室が湖に面している。
ただ、やはり建物的には古くなってきているようで、建物内の音が少し気になった。エントランスは狭い感じで、個人客を想定しているように感じる。朝食はレストランだったが、やはり年配のご夫婦が多いように思われた。
夕食は軽いものを部屋で食べられるコースを選んだ。写真のようにかなり軽めであった（笑）。追加注文の例をメニュー表か何かで示してほしかったなと思う。また、運んできてくれたスタッフも、話しかける余裕もなく、セットすると、終わったら台車に載せて廊下へ出しておいてとの話をしてすぐに立ち去った。部屋食なのでお酒でも注文したかったのだが。チェックインの受付をしてくれた女性は、話しやすく明るく対応していただいたことは付記しておきたい。
一階のレストランのそばに、金谷ホテルの歴史が、ヘボン博士との交流から説明してあった。こと中禅寺金谷ホテルについては、太平洋戦争後の進駐軍の接収、皇族の利用、火災、今の建物の建築と、厚い歴史を感じた。長くなったので結論を言えば、素晴らしい立地環境、長い歴史・・・どうもそれらを活かせ切っていないような感じがする。ショップもキオスクではないのだから、もう少し広くても良いように思われるし、各室のドアの緑もどぎつ過ぎないだろうか。長い廊下を利用して、四季の写真で施設や周辺を紹介してはどうだろう。近年整備されたイギリス大使館旧別荘やイタリア大使館旧別荘との連携も、もっともっとあって良いはずだと感じた。

評価

• 総合4
• サービス3
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2021年09月