お客様が今回ご利用の部屋タイプは、禁煙の「和洋室」タイプでした。通常シングルとして使用する北部浅草の伝統的な三畳の小部屋をお得に二名で使用する泊まり方でした。北部浅草のほとんどの簡宿の客室は広さが約三畳なのでホテルライフを楽しもうという人には向いていません。

　お客様が泊まられた時期は、桜の咲く春の旅行シーズン中で、このタイプの客室のほとんどが二名利用でした。就活でルームシェアするカップル、新入学のために泊まる親子連れ…。仲のいい女性同士やカップルが観光始めイベントやコンサートで使用というのが一番多いようです。
　日本人以外でもこの泊まり方は１名一泊＠２,０００円（税込通常料金）と格安なので欧米系、アジア系問わず二名で選択する人がほとんどです。部屋を広く使いたいならシングルの部屋として＠２,９００円×２部屋キープすることをお薦めします。それでも都内にあるＹＨの相部屋の最低料金です。

　戦前も周辺は木賃宿の街として栄え、空襲で全滅するまで約１００軒の宿があったそうです。その三畳間には、労働者宿の小部屋へ３名、旅芸人や行商人などが泊まる旅行者宿へ２名が節約して割り切って滞在していたそうです。

　以前、一名＠１,６００円のグループ部屋へ予約した日本人の方から事前に問い合わせの電話があり、「朝食は和食ですか洋食ですか？」と質問され閉口したことがあります。逆に「部屋に寝具は備わっていますか？」とか「シャワーはお湯が出ますか？」などと質問してくる方は外国人の方がほとんどです。
　前者のような方の評価が低く、後者が高いです。その間の評価が少ないという特徴がとても興味深いですが事前に「ほていや ブログ」などで地域の歴史や街の特殊性を調べ上げてからチェックインした方の評価が高評価だということが分かってきました。投稿ありがとうございました。