初めてのご利用ありがとうございました。到着時に「宿泊の目的地が予想外で後悔した」とありましたが、果たして最終的に「○」だったのか、「×」だったのか非常に興味持ちました。結論がハッキリしてなかった分余計に気になりました。この地域は、つい１０年くらい前までは“日本三大寄せ場”と呼ばれていた場所で、戦後焼け野原から復興に従事、その後の高度成長期にはその必要な道路やビルを劣悪な環境で作り上げた建設労働者が宿泊滞在して骨休みする場所でした。そんな歴史があるので格安な宿が存在する理由もあるのです。先月24日の【スーパーＪチャンネル】でも当店など好意的に紹介されましたが、「浅草」や「上野」で6,000円から8,000円支払う余裕があればバス・トイレ付きのビジネスホテルが沢山あります。私たちの生まれ育った“山谷”は、『酔っ払いのおじさん』を発見するだけの街ではないのです。何度訪れても発見がある不思議な街です。見返り柳は吉原大門から衣紋坂を下り五十間道のＳ字カーブを過ぎて・・・、この広大な江戸の遊び場が小高く真四角に意図的に造成された場所なんだと発見出来ます。珈琲嫌いのクリントン元米大統領が飲んだと意識して「カフェ・バッハ」の珈琲を飲めば、また450円のバッハブレンドも違う価値の味になるんじゃないでしょうか？月曜日が「梅の湯」が休みでも400円で入れる天然温泉の「蛇骨湯」（雷門から徒歩3分程）はじめユニークな下町の湯もありますし、100円バスも『北めぐりん』、『南めぐりん』に続き4月29日には、下谷や上野の博物館巡りに便利な第三の“東西めぐりん”が運行開始し、無料の乗り継ぎ場も三ヶ所増えるとか。
　最後にトイレのことですが、１階のトイレは、女性優先で入り口で施錠出来ておひとりで安心してご利用頂けますし、枕もお申し出いただけば、色々な種類の枕と交換させて頂けました。来月は「三社祭り」の本祭りで、いよいよお祭りモードとなります。またこれに懲りずご来店頂きたいと思います。