ホテル親湯に２連泊したが、気になることがあった。
１，地下の大浴場がカルキ臭かった。この大浴場は浴槽の際まで畳が敷いてある、というのが売りのようで、入ってみるとなかなか新鮮で良いと思った。しかし風呂から上がった後で、自分の体が妙にプールから上がった後のような臭みを帯びている事を感じた。畳が腐るのを予防すべく、浴槽に塩素を入れているのだろうか？　部屋に備え付けのシャワーで体をもう一度洗い流さざるを得なかった。これは温泉の本来の魅力を損なっているのではないだろうか。露天風呂の方はこのような事はなく、良かった。
２，連泊すると料理が落ちる。一泊目はしゃぶしゃぶに釜飯という組み合わせだった。二泊目は懐石にしたのだが、卓の上にご飯が無かった。周囲の同じ懐石を選択した方々の所には松茸釜飯が並んでいた。私の所にも来るのかと待っていたが全く音沙汰がないので、宿の人に二回声をかけ、やっと２０分後にやってきたのがお櫃に入った普通の白米。なぜ周囲の卓と差があるのか、と係に問うと、連泊の場合は同じ食事にはしない方針なのだ、と答える。だとすれば「連泊の場合には食事内容を変える」という事をあらかじめ明示すべきだし、同じ料金を払っているのに明らかに差のある食事内容となるのには納得がいかない、と告げると、係りの方はフロントと相談する、と答えた。しかしその後チェックアウトの時に至っても結局何の音沙汰も無かった。このような客をないがしろにする対応には納得行かない。