暮れも押し迫った12月30日に夫婦で一泊しました．旅館と言うより，那須湯本の親戚の家に泊まったような印象です．玄関前で車を止めると，すかさず若女将（TVドラマの温泉若女将シリーズのファンです）と思しき女性が玄関から出てきました．服装もカジュアルで，なんともアットホームな感じです．建物は年数を感じさせますし，トイレや洗面所が共同ですから，修学旅行を思い出すのですが，しかし，案内された部屋は広く清潔で，やっぱり旅館も良いもんだと思います．食事は夕食，朝食ともに年輪と工夫が感じられ，おいしさも合わせて手馴れたものです．量的にも大男の私が丁度満腹する程の良さです．温泉ですが，お湯は最高級ではないでしょうか．お湯の皮膚への当たりがやわらかくて全く刺激というものがありません．風呂場の造りは凝っていて，高低の段差があります．上から寝湯，打たせ湯，本湯殿となっていて，それぞれ他人を気にしないで楽しめる工夫になっているようです．宿ご自慢の寝具は，快適です．ただし，179センチの私には少し足元が足りません．寒い季節なだけに不運でした．