国道135号の古根バス停近くの海沿いにある白浜中央ヘリポートのあるあたりから内陸側に向かってクネクネと延びる幅の細い上り坂の生活道があり、それを進むと木々の生い茂る中に突如現れる濃い色の木造風外壁のお宿で、道路から川へ向かっていく傾斜地に建てられていて、道路と同じレベルが1階で斜面部分が地下1階扱いとなっている2階建てのリゾート風ペンションでした。
建物は複数の客室と、ラウンジ・食事スペース、そこから外へ出てウッドデッキテラスの脇を進むと、河津温泉からの運び湯が楽しめる貸切の温泉風呂小屋があり、全体的にこぢんまりとまとまっていて、経年のため色あせも感じられますがしっかりと手入れがされ、また、一部リフォームもしているのか、全体的にきれいに保たれている感じでした。

今回、露天風呂付きの部屋にしましたが、広々としたフローリング洋室の一部に4畳半ほどの上がり座敷、奥に洗面所とシャワー室。その先にタイル張りの小さい露天風呂があり、お湯を貯めて入るタイプで、こちらは温泉ではなく真湯でした。1月の冬季だったため、張った湯がどんどん冷めていってしまうので、ちょっと難儀しました。

食事は夕朝食とも部屋食で、座敷のテーブルでゆっくりと頂くことができました。夕食は舟盛りや煮付けなどの和食、朝食はパン、サラダ、スクランブルエッグなどの洋食で、量は多くありませんが、どちらもおいかったです。

今回、宿泊者が少なかったため、貸切温泉風呂がフリー開放され、空いていればいつでも自由に入浴できたので、何度でも入ることができとてもありがたく感じました。

気になったのは、部屋のベッドの真上の天井にエアコンが埋め込まれていて、動作音がうるさく感じられたことと、SoftBankの電波が非常に弱く入りにくかったこと、それと貸切温泉風呂のシャワーが突然止まることがあり、5秒くらいで復活して出てくるのですが、その間濡れたからだが冷えるのが難点でした。
また、飲み物の自動販売機があると便利ではないかと思いました。

旅館ではないため、基本的に宿側からの干渉がなく、静かな雰囲気の中でのんびりと過ごすことができるお宿で、機会があればまた利用したいと感じました。

評価

• 総合5
• サービス3
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2024年01月