まだ大学卒業したばかりの新入社員のころ、このホテルは幹部社員専用社内接待ホテルとなっていて、高級ビジホという存在感でしたが、あれから約３０年、大きな改装もしないで古い設備のまま、当時のゴージャス感と清潔感を高く維持しているのは立派です。
設備は何もかもが古く、ベッドの照明スィッチもカバーが破れていたり照明もやけに薄暗かったり、テレビが妙に小さかったり、なんといっても風呂の段差はすごい。
シーラカンスのような存在ですが、床や椅子にはシミとかが全くなく、丁寧にメンテナンスされている事に感心します。
朝ごはんもおいしいです。７時開始のセットメニューというのも昨今のビジネスホテルではとても珍しいシステムです。平成初期のころの高級ビジホのままで、なんだか懐かしさも感じます。
一つ困ったのは部屋の壁が薄いこと。隣の部屋の咳の声や、廊下の靴の音や話し声がかなりリアルに聞こえてきます。部屋にいて「今エレベーター前に何人かいるな」と気配が感じ取れる時もあります。部屋の位置にもよるのでしょうけど、窓は二重窓で外の音は遮断されていますが、フロアの音が妙に気になりました。
最新式のビジホに慣れてしまうと物足りなさも感じますが、便利さと清潔感ではダントツでした。

評価

• 総合4
• サービス2
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ2
• 風呂2
• 食事4

旅行の目的

ビジネス

同伴者

一人

宿泊年月

2019年09月