すばらしい部屋です。
驚きました、これは。
ＨＰを見て予約したのですが、アップされた画面は変に新しい入り口とか、角のコーナーの装飾とか、いかにもオーナーの趣味でデコレートしたような景色。
なんと、すごいのはＨＰにアップされていない部分にあったとは。
これはリピーターのためにあえて「いい部分」を隠してくれたのかと思ってしまいます。
それをあえて言えば、これほどすばらしい部屋は「旅の窓」から「楽天」にかけて２０年ほど利用させてもらった中でもトップと言っていい部屋ですね。
まず、いかにも昔の和室という配置でいながら、そのエントランスがすばらしい。
外から見ると納戸のようなつくりの入り口は、実は第一の扉。
その奥にこそ、部屋があるんですね。
まず最初の引き戸を開けると灯りが点いて。ほんの５０㌢ほどの空間をしっかり照らしてくれる。
この仕組みがいい。
後から考えてみれば、まさに「自分だけの空間」を演出する最高の仕組みですね。
それを知ってみれば、実はこの部屋は音響的にも構造的にも、見事に独立した部屋なんだなぁと分かる。
これは和風旅館の最先端にある部屋ではないでしょうか。
そう思って見渡せば、いろんな細かい心配りが見えてきます。
まずフローリングにした勇気。
そして、ベッドの高さが絶妙で、毛布が軽くて暖かくて、思わず買いたくなたほどの代物です。ふと目をやれば、コーナーの小物も趣味がいい。
床の間には一枚板で作ってあるのは素晴らしい。
なんか、デザイナーとオーナーとの丁々発止のリフォーが想像できて、思わず拍手を送りたくなります。まさに、これこそ和風旅館の未来形。
まさか、喜多方で出会うことができるとは思いませんでした。
コーナーにしつらえた簡易デスクも、これがパソコンを置くためであるならベストのチョイス。手元を照らす証明もいいセンス。なんといっても、フローリングにしたおかげで意味を持つ、コロが付いたデスクチェアーですね。これがあって、なんか自宅の書斎よりも居心地のいい空間になりました。
風呂も、すべての欲求に応えて、しかも不要なものがない作り。
利用しませんでしたが、食堂もシンプルでいい感じ。
場所は駅からは遠いですが、喜多方を楽しむには最高の立地。
また利用します。
今度は長期ステイで。
いい作品が書けそうです。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事-

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2010年04月