向夏の候、七月だと言うのに、梅雨寒の毎日でございますが、お変わりございませんでしょうか。
先日は数ある旅館の中から貴重なお休みの日に当館を選んで頂き誠に有難うございます。また、お忙しい中、嬉しいお言葉を頂戴し、スタッフ一同嬉しく、拝読させて頂きました。

　おふたりでお城巡りをしていらっしゃると伺い朝から小諸城に行かれるとの事。
お城めぐりも、2人が一緒じゃないとダメなんだ。と、7年ぐらいかけてお城をまわられていらっしゃるとお伺いし、夫婦の絆を感じさせて頂きました。本当に素晴らしいご夫婦様でしたので、幸せを頂き大変感銘を受けました。

　また、当館は私の代で、9代目になります。子供の頃から明治生まれの祖母の接客を見て育っており、まさに祖母のおもてなしは、人情味あふれる接客で、私は日本古来の宿屋のおもてなしを生で見て育ち、昔ながらの接客を継承し続けて行きたいと思っております。

当館の接客には、マニュアルがございません。お客様一人一人にあった、パーソナルなおもてなしをスタッフ一人一人が、考え行動に移しております。
この度はお客様にその思いをお届けする事が出来、心より嬉しく存じます。また、お休みがお取り出来たさいには、明治時代の時間軸に浸りにいらしてくださいませ。お孫さんと、お越しいただける日を楽しみにお待ちしております。スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

今年は梅雨寒でございます。お風邪など召しませんようくれぐれもご自愛下さいませ。

女将