日々のなりわいですり減らしたとき、時々お世話になっています。
夜の到着で有馬の駅から歩きました。土産物屋街から脇道に入り、階段を上がった道路からさらに最後の石積みの階段を上がって建物のエントランスに入ります。石積み階段は松花堂庭園の松隠茶室を想起しますが、かつての別荘の名残なのか、日常と非日常を隔てる仕組みのようにも思います。
廊下は、脇に美術品がさりげなく置かれ季節の野の花が活けられ、平日の夜にて静ひつでした。枯山水の白砂の庭のような絵画も掛けられ、禅寺の廊下を想います。部屋には、花が活けられ寛げました。浴室は簡素で、金泉は源泉の質を良く保ち、私はあつ湯が好きなので注ぎ口近くで浸かりました。
朝食は引き上げ湯葉を堪能し、ご飯もよく炊けていて、味噌汁は塩味が薄くダシが濃厚で芳醇な一品でした。チェックアウトが11時なので、２時間ほど、おっくうだった新しい計画の取り掛かりができました。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

その他

同伴者

一人

宿泊年月

2022年04月