勤務先が比較的近く何度も前を通ったことがあり、一度は宿泊してみたいと思っていましたが、今夏願いがかない家族と一泊しました。
大きな玄関を入ると横に帳場と下足箱がある懐かしい日本の旅館です。
今回案内されたのは台町別館、一階奥の「かえで」八畳のお部屋でした。
館内には大きな那智黒が埋め込まれた廊下や細かい細工の窓枠、立派な床柱など見所が沢山です。
障子の組子の角が丸くなっていたり、紅葉に水面、俵と鼠と千両箱の飾りが施されていたのにも驚かされました。
御手洗の便器等は新しい物に取り換えられており清掃も行き届いています。
庭に増設された家族風呂（末広）があるので、ゆっくり入浴できました。
朝食は大切に使われているお膳で供され、量も充分ですが、味噌汁はもう少し出汁が効いていると良いかと思いました。
古くて繊細な造りなので維持管理は大変でしょうが、もう二度と作れないものばかりなので、今後も出来る限り元の姿を維持して頂きたいと思います。
家族も大変喜んでおりましたので、次の機会には別館ならば大和Bやつる、本館にも泊まってみたいと思い宿を後にしました。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事3

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2017年08月