２泊した。１泊目の夜、エアコンの送風口からは冷たい風が吹き出し、部屋は寒く感じるほどだった。フロントに電話して調査を依頼した。フロントは「中央制御しており、暖かい風が出ているはずだ。」「寒ければ、毛布を貸す」と回答した。
　翌朝、フロントに再調査を依頼して外出。夕方、フロントで尋ねると、「清掃の際、確認した。正常に機能している。不満があれば、別の部屋を用意する。」と説明された。そこで、別部屋を希望し、荷物を取りに部屋に戻った。念のためエアコンのスイッチを入れると、温風が出た。そこで、フロントに電話し、「エアコンは正常に動いている。部屋はこのままでよい。しかし、事情を説明をしてほしい。」と伝えた。後刻、責任者と名乗る従業員から電話があり、「昨夜温風が出なかったのは、この客室だけエアコンの設定が『送風』になっていたためだ。きょうの夕方、中央制御盤を確認して分かった。」と説明された。
　つまり、(1)１泊目の夜は中央制御盤を確認することなく「正常」と説明し、(2) ２泊目の夕方には設定を「送風」から「暖房」に切り換えたことを隠して「確認したが問題なかった」と虚偽の説明をしたのである。責任者さんは「今後は注意する」と謝罪した。しかし、ここでの問題は「注意不足」ではなく「誠実さの欠如」なのだ。他者のミスを許す寛容さは持ち合わせているつもりだ。しかし、不誠実なホテルとはこれ以上お付き合いするつもりはない。
　なお、暖房を提供しなかったことは、重大な注意義務違反による債務不履行だ。約束したサービスを提供することなく宿泊料金を請求する鉄面皮にはあきれる。料金前払いシステムがホテル側のモラルハザードを生み出しているのかもしれない。チェックイン時に代金を先払いさせているから、ホテル側はサービス提供に手を抜きやすくなっているのではないか。

評価

• 総合1
• サービス1
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ1
• 風呂4
• 食事-

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2013年11月