この度はご宿泊いただき有難うございました。
細かいご指摘もいただき、早速検討に入らせていただきます。私達スタッフの内では、常に確認し合っている事がございます。それは、お客様の身になって最善を尽くすという事です。しかしながら「万人のお客様総ての方に100％満足していただく事は不可能である」という事も付け加えなければなりません。
デザインと機能性のパーフェクトマッチ・・・これが建築界が歴史始まって以来求め続けている理想の形です。
もちろん、ここでもパーフェクトのマッチングは不可能な世界です。なぜなら、人それぞれに価値観が違うからと思います。それぞれの人間の持つ欲求を100％満たす事は不可能だと思います。人間関係においても会社・家庭内でも同じ事でしょう。
特に私達の様にお客様対売り手という形の上に成り立っている構図は、明らかに主人対従者以上に感じられます。日本的な精神文化構造の中では・・・
お客様は十人十色でございます。機能重視なのか？デザイン的な雰囲気も少しは評価するのか？両方とも100％満足いただくリゾートを創る事は不可能ですし、又、完成したとしてもご宿泊料金は今の何倍も必要になります。
個性的で、居心地が良く、それでいてなるべくお安い価格で・・・というかなり窮屈な枠の中で最善を尽くしているつもりです。
お客様総てのご意見を汲み取って建設、運営をしなくてはならないとなると、このリゾートは無くなってしまいます。
現に、このリゾート全体のデザインがハナについて嫌だというお客様もいるのですから・・・。
私達は最大公約数のお客様のご要望に対し、最善の努力を続ける以外に道はございません。その結果許せないのでございましたならば、そこからは好みの問題でありましょうから・・・。誤解を恐れず、少しだけ書かせていただきました。
重ねて申し上げます。最善の努力を続けます
有難うございました。