食事は美味しかったし，将棋や囲碁の名人戦が行われるだけあって，歴史や品格・老舗感が感じられた。
ただ，残念な所もあった。
料理の素材・器・盛り付け等，細部にこだわっているとのことだったが，イクラが人工のものだったのはショックだった。また，料理を出される際，仲居からは料理に関する説明は一切ないのが物足りなかった。お品書きを渡されたが，文字化けしている所があり，残念だった。
お風呂は，熱すぎたり，五右衛門風呂に浮かぶ垢が気になったりして，あまり満足できなかった。
部屋のベランダは掃除されておらず，きれいな庭を見たいのに，ベランダに出る気を失せさせられた。
庭にあるふくろうの巣を見ようと窓を開けたら，蜘蛛の巣がはっていた。
夜，雨が降り始めたが，屋根の庇が短く，雨だれがベランダに落ちる。その音が次第に大きくなり，お風呂で使ったタオルを，雨だれが多い所に置いて対処するほどで，ほとんど眠れなかった。
従業員の接客は，笑顔があって親しみやすいものであったが，女将と仲居の接客は，お客と目を合わせることはなく，笑顔も少なく，冷たい印象を受けた。
高い料金を払って，両親に親孝行のつもりで宿泊したが，十分満足できなかった。施設面や料理で多少満足できなかったとしても，せめて女将と仲居の愛想が良ければ，救われたかもしれない。

評価

• 総合2
• サービス2
• 立地3
• 部屋1
• 設備・アメニティ2
• 風呂3
• 食事2

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2015年11月