今年の3月、弥彦神社参拝の為、当地を初めて訪れた時は、お隣の老舗旅館に一泊しましたが、
その時、窓の外に見えたヴァイスさんに泊まってみたいと思い、今回お世話になりました。
正面とエントランスは洋風にリニューアルされたちょっとおしゃれな外観ですが、
客室は和風の温泉ホテルそのままの佇まい。
両側を老舗に挟まれた、古くて新しいホテルは、少人数のスタッフで、工夫して切り盛りしている印象がありました。
また、一方ならぬご努力とご苦労も垣間見えました。

スタッフ様から、古い旅館を引き継ぎ、改装して営業を始めたとお聞きしましたが、それにも関わらず、前回お世話になった老舗旅館に負けず劣らず素晴らしい心遣いとおもてなしでした。

食事が美味しいと評判の通り、とても美味しいフレンチのコースを頂きました。
前菜の、トマトと白身魚を合わせたマリネを、おろしたてのアボガドソースで頂いたのはとても新鮮な経験でした。
特に印象に残った美味しい料理は、真鯛のポワレ。表面はカリッと、中はふっくら、とてもいい塩加減で、主張をし過ぎないソースが上品に素材の味を引き立てていて、とても美味しかったです。大抵のコース料理はのメインディッシュは、肉か魚を選ぶ形が主ですが、こちらは肉と魚、両方が楽しめて、質、量共にとても満足でした。ちなみに今回肉は牛肉の赤ワイン煮で、こちらも口に入れるとほろりと崩れる柔らかさと、くどくなく、それでいて濃厚な味わいで、丁寧なお仕事だと感じる逸品でした。器も和の雰囲気に合わせて繊細にセレクトされていて、眼でも舌でも楽しめました。
料理を食べに行くだけでも価値があるお宿だと思いました。季節ごとに、素材もメニューも変わるそうですので、次の訪問が楽しみです。弥彦神社参拝の定宿決定です。

評価

• 総合4
• サービス5
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2019年12月