湯田中駅から、かえで通りの緩やかな上り坂を徒歩10分ほどで到着する旅館で、非常に和の趣が感じられるお宿でした。
通り側からは想像がつかないくらい奥行きがあり、中庭には小川が流れ錦鯉が泳いでいるなど、街中であることを忘れさせてくれる造りでした。

建物は総じて古く、時代時代の要請にあわせて順次増築をしていったであろう部分も含めて、全体的に老朽化が懸念されるところで、いろいろと補修やリニューアルをされているところも見られますが、部屋も含めてあちこちがゆがんだりたわんだりしており、できるのであれば順に補修を進め、是非この雰囲気を残していっていただきたいなぁ、と感じました。
ただ、水回りや空調など、必要なところは一切不都合なく、快適に過ごすことができました。、

食事は地元食材の料理でおいしいのですが、量的に少々物足りなさを感じました。特に朝食は質素な印象を受けました。

お風呂は、そもそもこのあたりの温泉が高温であることから、「低温」の湯船でも熱く感じ、温泉が注がれるところは非常に熱く夏場ではとても入れませんでした。ただ、24時間入れるので気兼ねなく一人だけで温泉を堪能することができました。
熱い湯に入ると冷たい飲み物が欲しくなりますので、雰囲気にそぐわないかもしれませんが、欲をいえば飲料水の自販機などがあると深夜の入浴後に活用できるなぁ、と感じました。

家族経営的なお宿で、お値段と比すると少し割高感もありますが、静かな雰囲気の中でのんびりごろごろと過ごすのに最適で、機会があればまた利用したいお宿でした。

評価

• 総合4
• サービス3
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事3

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2022年06月