家庭的で落ち着く宿ではありますが、一言で言えばかゆいところに手が届かないと言いますか、コストパフォーマンスの点で不満が残りました。まずこの宿は完全セルフです。カギを受け取って自分の部屋を探すのも、布団を敷くのも、食事どころで飲み物を注ぐのも、全て自分でやらなければなりません。完全セルフを売りにその分宿代を下げる宿は色々とありますが（会津の「きらくや」など）、12,800円の宿代でこれはありません。古くてもよく手入れされている宿は好感が持てますが、お風呂の壁といい、部屋や食事どころの内装（造作）といい、よく手入れされているとは言い難く、悪い意味で昭和の雰囲気そのままです。それならと食事は期待していたのですが、特別目玉になる食材はなく、ズワイガニは冷凍ものを茹ですぎたと思われ、中身がグズグズでした。また温泉は掛け流しと思われ、泉質もまずまずと思われますが、見えるところに効能や泉質の表示はなく、単なる不親切どころか、確か現在の法令では、これらは客の見えるところに掲示義務があるのでは？これら総合的に見まして、どこの旅館や民宿も様々な顧客獲得競争をしている中で、時代に取り残されたというか、悪い意味で変わっていない宿に感じました。雰囲気やたまの従業員との触れ合いは家庭的で良いのですが、ちょっとマイナス点が多くコスパは悪いと言わざるを得ません。

評価

• 総合3
• サービス1
• 立地3
• 部屋2
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事3

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2012年09月