東武鉄道のフリー切符で訪れました。北千住から湯元温泉バス亭まで往復するだけでも6680円かかるのに、4日間バスまで乗り降り自由で4390円。東武さんこんなに割り引いて大丈夫なんでしょうか。
お宿はバスターミナルのド正面。荷物を持って歩かなくてすむので楽ですね。

建物は山荘風の古き良き温泉宿。時代を感じる共用スペースとくらべると室内の作りが新しく、リフォームしたのかな？　と感じました。宿泊客が快適に過ごすための心配りがあって素敵ですね。
お風呂は地下の内風呂で、乳緑色の濁り湯です。硫黄泉なのに酸性度が高くないのが日光湯元温泉の特徴だそうで、たしかに硫黄泉なのにアタリが柔らかだなあと感じました。露天風呂などはありませんので、温泉旅情を味わいたい方は近隣の足湯や、旅館ホテルの日帰り入浴を併用すると楽しめます。ただ日帰り入浴の営業時間にはご注意を。

夕食は薄めの味付けでしっかりボリューム。どれも美味しかったですが、特にニジマス？　の丸々1匹素揚げ（着席してから揚げるのでアツアツしっとりホクホク！）と、サーモン？の刺身が素晴らしかったです。
ご飯を盛るタイミングも選べるので、飲兵衛の方も安心。料理をつまみに一杯楽しんでからご飯、というスタイルが楽しめます。
翌日は始発のバスで東京に戻ったので朝食時間に間に合わず、おにぎり弁当を用意して頂きました。こちらも大変おいしかったので、ここでお宿への報告に替えさせて頂きます。

難点を唯一あげるとすれば、お宿そのものの問題ではなく、奥日光湯元にはまともな商店がほぼないことか。それなりの買い物をしたければ湯湖の下にあるヤマザキか、私のように中禅寺湖までバスで降りていかなければなりません。バスの本数は夕方に激減するので注意です。一本遅れると夕食に間に合わないのでちょっと焦りました。

総じてお値段以上にたいへん満足できる宿でした。
（追記）また、この投稿をしてから過去十年間のレビューを見たところ、現在はまったく見当たらないような問題が指摘されていて、客の意見を本気で受け止めて向上していこうという責任感のあるお宿なんだなあ、ということを実感しました。
日光はまだまだ見たりないので、次の機会もこちらへの宿泊を検討したいですね。そのときはきっと、今以上に素晴らしいお宿になっているのでしょう。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2022年06月