大正時代に開業した老舗らしく建物自体は贅沢な作りである。そして古く趣があるといいたいが、手入れが全くされておらず、宿泊した部屋の中もほこりだらけ。あちこち傷んできておりガタついたり、壁と柱の間に隙間があいていたりとお世辞にもすでに旅館とはいいがたい。
お風呂自体はまあよかったが、脱衣所の床がほこりと砂だらけで歩くと足の裏が汚れる。部屋に戻り濡れたタオルを干そうにもどこもかしこもほこりだらけで干す場所がない。
さらに岩風呂１カ所だけであり、もし異性がいた場合混浴か時間別にするしかないので不便ではなかろうか。
食事は建物の様相とは裏腹に大変おいしく、品数も多く、満足するものでした。突然頼んだ飲み物や食事の提供時間にも応じていただき感謝しております。
また布団はふかふかで寝心地のよいものでした。

いかんせん施設そのものの清潔さ、快適さがあまりの状況のため全体的な感想としてはどうしても良いという評価ができません。
あれだけの建物なのですからきれいに大改修を加え、トイレや水道、風呂場の増設や改装を施せばもっと利用者が増えると思います。

【ご利用の宿泊プラン】

和室８畳（バス・トイレ共同）