ここ1ヶ月、かんぽの宿だけで三カ所（福井・焼津・ここ）に泊まりました。

　どこもだいたい同じくらいの価格のプランでしたが、夕食はここが一番良かったです。専門店の味ではないですが、温泉旅館の料理としては、十分な水準だと感じました。少なくとも、他のかんぽとは違いました。
　　
　ただ、夕ご飯の際、最後に配膳されたご飯（白米）について、「保温臭（酸化臭）」がした点は、改善の余地があるかと思います。これは、「その日の手違い」などではなく、朝食時に見かけた、昔風の大きな保温ジャーで長時間保温しているからでしょう。「ご飯」は食事の最後に食べるので、宿泊者の記憶に残りやすいですし、この部分は、気を配るべきかと思いました。あそこまで臭うお米は、今どきでは、家庭でも、一般的な食堂でもありません。

　料理長さんは腕利きかと思います。はたしてこれが「山口県産のお米」として、お客に食べさせたかった、ご当地のご飯の味なのか、保温したあとのご飯を食べて確認してみてください。率直に言えば、あのクラシックな保温ジャーで長時間保温しっぱなしならば、炊飯直後に冷蔵、ないし冷凍保存にして、直前にチンのほうが数倍美味しいでしょう。（別の「かんぽの宿」では、夕ご飯に、固形燃料で（炊き込みなどではない）白米を個別炊飯していて、「燃料の無駄」に思えたことが過去にありました。ただ、今回のように、ご飯が臭うよりは、いくぶん「まし」なアイデアともいえるのかと思えてきました）

　そのほかは、料理内容を含めて、不満はありません。温泉も、泉質的に珍しいものではないですが、泉質はよいです。また、湯船も適度に広く、見晴らしも最高によかったです。また、部屋や、温泉を含む共用部も水準以上の清潔感があります。

　かんぽの宿はどこもそうですが、清潔感と、従業員の方々の対応は、高水準でいつも感心します。ありがとうございました。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂4
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2021年02月