少し寂れた雰囲気がある鳴子において、すごくがんばっている感じがする宿。
鳴子には、昔ながらの古い温泉宿があるが、小さな宿では古くて汚いという感じが染み付いてしまっている。実際、風呂場が暗く、設備が古いまんまだから、正直金払っている身としてはうわぁとか思ってしまう。
しかしこの宿は、昔からある古い宿だが、『清潔感』『満足感』が高いいい宿であった。
部屋は湯治の宿らしく、調理スペースがあったりするなど古くからある雰囲気がある。しかし、鍵が壊れているなどという不具合も無く、調理スペースがある便利な宿という雰囲気に感じられた。
アメニティは、タオルが厚手であったのは驚いた。普通ぺらっぺらのやつがおいてあるが、こだわりを感じた。
風呂場だが、正直狭く、シャワーも無い。だが、壁の板を新しくして会ったり、夕方になると照明が付いたりと汚さを感じないのは好印象だった。（鳴子近辺の宿にはこれすらおろそかにしているため、汚いと思って入りたくなくなる宿すらある）
夕食だが、和室に椅子を置いての食事。やわらかい牛肉や、新鮮な刺身、山菜のてんぷら・・・ベーシックながら満足できる献立だった。
朝食もまんぞくできた。特に何気に驚いたのは『納豆が皿に移してあること』。朝食に納豆が出る宿は珍しくないが、皿に移してありゴマを振っているなど手を加えている宿は見たことがない。ほとんどの宿が、パックのまま出しているのだから。これを見て、『この宿は細かいところに気を配れる、熱心な宿だ』と確信した。
鳴子のお高い、いい宿と比べると確かに劣るところはあるでしょうが、良心的な値段で、ゆったりと楽しむにはかなりお勧めできる宿だと思っている。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ5
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2017年05月