いささか建物は古いが、出発前にコーヒーを振舞ったり、車の雪下ろしや暖気をしてくれたり、と心づくしでそれを補おうとする気持ちはありがたかった。温泉のお湯もいい。熱くて入りづらい、という声もあるが、1泊2日で6回入ったら肩の筋肉痛が和らいだ。熱くても我慢すれば効果もあるのだろう。料理も十分。仲居さんが『揚げたて』と一番自慢していた天ぷらはちょっと？だったが、福島牛は絶品。
　ただ、部屋の眺望が思ったほどよくなかった（渓流が見えるはずが、一部建物の陰だった）り、夕食の生ビールのグラスに口紅がついていたり(替えてもらったが）、朝風呂で朝食に20分遅れたら督促の電話が10分おきにかかったり、といささか気に障るところもあった。また、男湯のプラグが壊れかけていたのも気になった。ドライヤーのコンセントを差し込む時に危ない。脱衣所から露天につながる通路が一部コンクリむき出しなのもどうかと。2-3メートルくらいならスノコを置くなり飛び石を置くなり工夫はできる。冷蔵庫を空にしておいて、冷たい水を入れておいてくれる配慮はいいが、なぜかカルキの味が強く感じられた。
　年末の繁忙期とはいえ、15000円/人は2-3000円くらい取りすぎかな、という感じがした。




【ご利用の宿泊プラン】
★温泉宿で過ごす特別な【お正月】年末年始プラン
和室１０畳