外観は『失敗した…』と思わせるものの、中は綺麗だった。部屋案内をしてくれた方の愛想がなかった。エレベーターでは先に降りられた。個室露天風呂の説明は無かった。部屋に入りお茶を作ってくれたが、普通こういう時は『何処から見えたの？』等の会話をしてくるものじゃないかと…室内無言で気まずかった。すれ違う際、会釈は無かった。誰がこの旅館の女将なのか、代表する者なのか、分からなかった。食事の際にでも、挨拶に来るのが普通なのではないかと思った。『私は当旅館の女将○○と申します。』や、『御食事の御味は如何ですか？』等である。予備のコンセントが無い為にテレビの線を抜き携帯の充電やコテの加熱をした。洗面所はユニットバス、ここにもコンセント無し。冷蔵庫はあるが中身が空の為、飲物等はコンビニで予め用意しておくと良い、自販機は少し高め。煙草は5種類程しか無いので、こちらも買置が必要だと思われた。大浴場は値段相当で良かったと思う。足場はヌルヌルしておらず、不衛生では無かく、良い御湯加減でした。特産物のお土産売場はありませんが、真珠が売られており、ショーケースに入って綺麗だった。食事は最高だった。味良し、ボリューム良しで言う事は無かった。しかし、接客態度は出来て居る方と出来て居ない方のバラつきが見られた。膝を着かずに背中を丸めながら立って居る姿勢から配膳とお皿を下げて居たので見苦しかった。座敷では膝を着くのが接客の常識なのに…。笑顔の人も居ればそうではない人も居た。刺身は豪華で良かったが、一体何の魚なのか分からなく、食べる前に説明が欲しかった。鳥羽水族館から近い為、良い立地だと思ったが、窓から見える景色は緑と港を軽く眺められる普通の景色だった。全体を通して見ると料理イチ押しの旅館である。祖父母に奨めたい旅館であると思った。