2002年3月21日に宮城旅行の際に一人で泊まりました。とっても良い宿でした。
　部屋自体は、こじんまりとしてますが、非常に風情のある宿です。
まず特色は、スリッパが無い。廊下からして畳なので、裸足で歩いても平気です。（足袋も用意されています。）これで、スリッパ使い廻しによる水虫感染も防げる？
　また和紙提灯（電灯）がその畳の廊下の要所要所に置かれており、仄かな明かりで足下を照らしてくれているのも味わいがあります。同じく、要所に活けてある花も彩り鮮やかで美しいです。
　食事も、冷凍刺身等パターン化されたメニューではなく、山の珍味等工夫が凝らされております。岩魚の味付けに関して田楽味噌か塩か選択できるというのも面白い趣向でした。朝も、納豆かとろろかを選べます。単に手間はぶきのバイキングではなく、こうした選択の楽しみを与えるという企画もいいと思いました。
　お酒のメニューが豊富なのも、意外に旅館では珍しい。ちなみに私は、岩魚の骨酒（１，６００円）なるものを注文しました。
　風呂も檜風呂です。林檎が浮かんでいる風呂もありました。（季節限定らしい。肌が綺麗になるのかな？効果は不明）但し空の見えない露天風呂は、中途半端でした。
　パンフレットのセンスも良いし、仲居さんも、適度にお話し易く親切でした。
　布団を敷く際に、そっと枕元にハンドライトを用意してくれるのも、安全に関する細かい配慮を感じました。
　少しコメントをするのであれば、一箇所、物置がカ－テンで隠されていなかったこと、夕食の包み揚げは、パンフにもあり、力をいれて作っていると思われるし、確かにおいしいのだが、量が大きく、少し食べにくい。こんな細かい点しか見当たらないほど、いい宿です。
（み）