この度はホテルサンパティオをご利用いただき誠にありがとうございます。
ご宿泊履歴を改めさせていただき、何ヶ月ぶりかのご利用、確かに「久しぶり」ですねと思って、よく見直すと何と７年ぶりのお越しでした。その年は何回もと多くご利用いただきましたが、何年も過ぎているのに私どもをお忘れになられずにこうしてご愛顧いただけたことに望外の喜びにあふれました。本当にありがたい限りです。この７年の間に都内では新しい多くの施設さんがオープンしているとも思いますが、「老舗」を名乗るにはおこがましい、「古くなってしまった」だけの私どもを再びお選びいただいたことのありがたさに付随する「意味」を考えてみたいと思います。「たまたま」ではない何かの理由なり、お気持ちの向かう要因があったのではないかと、「手前勝手に」ではなく、お客様側に抱いていただいているであろう積極的な理由があるはずである、と今回は採らせていただきます。暁にはきっと７年前と同じように多い頻度でご利用いただけることを願っても、あるいは「積極的に」想像してもいいのではという気持ちになりました。「古い」と思われるお見立ては、きっと７年前もございましたでしょう。ではこの７年間に私どもの方で特別の「デトックス」を試みたかと申しましたら、特段の進捗はございません。強いて申しますれば、その一年後に態勢の変化を試みまして、大きくソフト面での改革を断行いたしました。７年前にお客様の前に姿を見せていたスタッフの多くが入れ替わり、同じ顔ぶれも「顔」は同じでも「心」は大きく変貌いたしました。おそらく、そんなところは感じていただけたのではと思っております。また、ご再開いただけたご利用に頻度を重ねていただければ、ますます、「設備は古く」ともスタッフの気概に生新の気を感じていただくことが出来るよう努力してまいりたいと思います。
またのお越しを心よりお待ち申し上げております。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　吉田