昔は花街であったとのことですが、失礼ながら、このようなところにこのような立派な建物が残っていることにまず驚きました。タンス、金庫、冷蔵庫、テレビ、洗面台、シャワートイレなど、現代のホテルに必要な設備は一部に最新の機器が導入されていましたが、古い和室の風情を壊すことなく調和しておりました。このあたりは経営者のセンスの良さなのでしょう。携帯電話の充電器も貸してもらえました。強いて難点を言えば電源スイッチの位置がわかりにくい（どのスイッチを押せばどこの明かりがつくのかはっきりしない）こと、暖房が石油ストーブ（私には臭いがきつい）であったこと、お風呂が狭かったことと、備え付けタオルの置き場がわからなかったことくらいでしょうか。
お目当ては天然ふぐ料理でしたが、これは申し分ありません。定番のてっさ、てっちり、雑炊も今まで経験した中ではでいちばん美味しかったですし、焼き白子、焼きふぐ、ふぐ味噌など滅多にお目にかかれない料理も美味しくいただきました。焼きふぐは片面だけさっと焼いてレアで食べるのがお奨めのようですが、私には両面こんがり焼いた方が柔らかく、また香ばしくて良かったです。満腹してしまって唐揚げはその場で食べられませんでしたが、これも夜食に残してくれ、後で食べることができました。
以上重箱の隅をつつくような批判もありますが全体としては大満足で、テレビの旅行番組ではありませんが、まさに「至福の時」を過ごすことができました。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2009年12月