準不可抗力による延着(隠岐フェリーの48分にも及ぶ出発遅れ)にもかかわらず、電話応対を含め、気持ち良く迎えてくださり、その節は本当にありがとうございました。フロントの主人以下従業員の接客は高い方だと思います。また女性スタッフの７０年代風の制服が懐かしく、個人的に胸が一杯になった程です→是非、切り替えることなく、いつまでも着用されることを希望致します。
　駐車場はタクシー会社の敷地内になりますが、ほぼ普通に停めれるレベルでしょう。
　昭和の香りが高い木造の建物で、古い宿好きには準満足感がありそうです(部屋の縁側の下側のダイヤのガラスや浴場の木の扉等)。おそらく、皆生温泉で一番旅情のある宿かと思います。お風呂も男湯は準旅情のある湯舟です。海に近いこともあり、温泉は少し塩辛く、また少し熱めの湯です。
　夕食は年配者にはほぼ適量で残すものは一つもなく、大変美味しく頂く事が出来、また遅いスタートにもかかわらず嫌な顔一つされず、感謝で一杯です。特筆すべき料理は(ここの旅館の売りは)、茶碗蒸しではないかと思う程の美味しさです。あまり見向きもされないマイナーなメニュー(献立)ですが、出汁の味加減が最高だったと思います。中の具が要らない程、卵黄の漉し具合と出汁がマッチしていたと思います。(個人的に)今まで、旅館・ホテルで食してきた茶碗蒸しで一番ではないかと思います。
　夕食用の箸袋の裏面に印刷されている二つの音頭・小唄も古き良き時代を彷彿されてくれようで旅情があります。申し出でパンフレットも頂けました(マッチはありませんでした)。
　この価格で２食付き、カード決済も出来、本当に大丈夫なのかと思う程…。トイレ、洗面所も部屋の中に有ります。個人的には合格ラインを遥かに超え、人に薦める事の出来る宿泊施設です。
　

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2020年07月