年末に出かけてきました。家族4人（大人料金4人）だったのですが、１５畳敷きのすごく大きな部屋があてがわれてびっくりしました。「元卓球場か宴会場だったのかな」なんて思いましたが、部屋自体は空調が効いていて寒くなかったです。でも、部屋付きのトイレや洗面台(その辺りのスペースも妙に広い）はすごく寒かったのと、部屋の障子の破れや窓ガラスのヒビはちょっと気になりました。食事はボリュームもあり、家族からは好評でした。私としてはもう少しこの宿「らしさ」を出してくれたほうがよかった気がします。部屋にあったビールグラスや朝食の汁椀が汚れ気味だったり、朝食のサラダに髪の毛が入っていたのはちょっと残念でした。肝心のお風呂は、男湯は広くてすいていたので頗る快適でしたが、女湯は狭くてシャワーの数も少なく、二つあるちいさめの浴槽のうちひとつはぬるすぎて入れなかったようで、家族は不満たらたらでした。ここに限らず、旅館の女湯は男湯に比べて条件が悪いことが多いようですが、旅行に出かける際に決定権を持つのは女性ですから、改善したほうがよいポイントだと思います。それから、太宰治がかつて逗留した由緒ある宿ということですから、もっとそれをセールスポイントとして打ち出したらどうでしょうか。施設内の太宰治資料室も見ましたが、電灯も消えていて、「力入ってないなぁ」という感じがしました。