道のいい県道から入る時、看板らしき物は有りますが、やや小さくて見落としてしまう程ですから、目的地付近にナビの到着の案内のアナウンスが有りましたら要減速でしょう。駐車場は区画されていない昔風です。
　建物の外観と入口は正直(経営者の方には失礼ですが)準廃墟の感があります。中の造作／設備や部屋も経年劣化はかなり進んでる感は否定出来ません。
　電話応対を含めた接客は普通位です。トイレは外付けですが、冷蔵庫とティッシュボックス、ウエルカムお菓子も有ります。Wi-Fiも繋がります。お風呂の湯は冷鉱泉の無味無臭タイプで温泉感はかなり薄いです。朝も入浴は出来ます。浴室の床がヌルヌルしていて不衛生な上、滑る可能性も有りますのでデッキブラシ等で毎日掃除をお願い致します。
　他の方も記しているように、意外だったのは夕食で、予想以上に波長が合い、美味しく頂けた事です。ビジネスホテルや社員食堂、学食等で出そうなメニューですが、味／量共に年配者の私達夫婦には良かったみたいです。特に懐石料理等に飽きた方にはかえって美味しく感じるやもしれません。
　マッチ、荷物タグ、パンフレットと屋号の入った箸袋(夕食と朝食でバージョンが違います→朝食分は地図の印刷も…)も有り、７０年代の建物を味わう、古いホテルが好きな方にお薦めの宿泊施設です。コスパも悪くはありません。夜のトイレや入浴もそれ程怖くはありません(もっと怖い建物を数件経験していますので、優しい方だと思います)。
　高度経済成長期の男女で違う湯舟の大きさや、かつて結婚式場としても使われ、部屋数からオオハヤリだった在りし日に想いを馳せることも…。
　カード決済は出来ません。また、今風の宿泊施設を望まれる方にはお薦めは出来ません。

評価

• 総合3
• サービス3
• 立地2
• 部屋3
• 設備・アメニティ2
• 風呂3
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2021年09月