宇治川のほとり、平等院からも近く立地は非常に良かったが、「食堂が回りの旅館に触発されて旅館を始めてみた。」という感じ。部屋は６畳二間で比較的新しくラッキーだったが、おそらく私の止まった部屋だけだったのではないだろうか。高校生の合宿などに良く使われているらしい。女中さんは、まったく接客になれていないらしく声もかけずに部屋にはいってきたりしてがっかり。食事の時間は聞いてくれたが、どこで食べればいいのか教えてくれなかったので、浴衣に着替えたり洋服にもどったりした。お風呂がどこにあるか聞くと、とまどったように「この部屋にあるんですけど、だめですか？」一応大きなお風呂もあるが、合宿の子供たちが使うらしい。部屋の風呂はきちんとしたものだったので、かえってよかったが。食事はさすがにおいしかった。特に鮎の塩焼きは、たいてい冷たくなっているのにここでは温かくおいしかった。目の前の宇治川で鵜飼いをやっているのを見られるのもいい。しかし翌日の朝食はご飯が一膳しかたべられずほかの宿泊客がお代わりを頼んで断られていた。今回は男の一人旅で旅館のサービスに期待もしていなかったので結構満足したが、他人に薦められるかというと？？