二十歳になる孫娘の要望「温泉と囲炉裏のある宿」を基に選びました。
4月3日から一泊二日の短い滞在でしたが嬉しい旅となりました。
宿泊当日のお茶請けに用意されていたのが「少年白虎羊羹」という松本家本店の一口サイズ羊羹でした。美味しい羊羹です。
到着後１時間あまりの散歩してからお風呂へ。
湯は無色透明やや熱めです。浴室はこぢんまりとしていますが風情がある作りと思います。露天風呂はちょうど良い温度の湯であったと娘と孫の弁。桶や水栓などの数から男湯の定員４人？のようですが、大人4人が一度に体を洗うには手狭です。
夕飯の時刻になり階段を降りていくと、上質の出汁の香りが漂い食欲をそそります。
昭和初期から４０年頃を彷彿とさせる調度を取り揃えた部屋、昔ながらの囲炉裏を再現したと思われる造りの中での食事。お酒は地酒やワインなどが取り揃えてありました。日本酒党の親子はお薦めの燗酒と日本酒味比べ３種を楽しみ、孫は国産100％のオレンジジュースとグレープジュースをそれぞれに。
炭火焼きの岩魚・田楽を美味しく頂いた後に鴨鍋。先付けやサラダ、茶碗蒸しなども素材の良さが出ていて美味しく頂きました。
鍋の出し汁は大人しく優しい味です。野菜や鴨肉が美味しい。
〆の蕎麦も格別。野菜や鴨の出汁が出た鴨鍋の汁と共に頂くのも良い。
馬刺しが極上。小生が今まで食した馬肉はどことなく繊維質が強い印象でしたが、此方で頂いたものは別格でした。
朝食も同じ囲炉裏で。
朝食のメインは目の前で炙って頂く鯖の干物です。焼き具合も頃合いで脂ののった鯖は頭から全部食べられます。歯の弱った小生はエラ周囲のいくつか硬い骨を残しました。
また、味噌汁が美味しい。味噌の風味が極上。具の食感・風味共に上出来です。
3分搗き米を常食にしている小生にとって久し振りの白米が又格別。一粒一粒に弾力があり噛めば噛むほど甘く美味しい御飯です。
洋式の近代的ホテルに慣れ親しんだ方には不向きかもしれませんが、小生のような木造建築好きには嬉しい宿です。
最後に、ブレーカーがとぶというアクシデントが有りましたが、これも又一興。
再び会津若松を訪れる機会があれば、又宿泊したいと思う宿でした。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2022年04月