口コミ評価が高いので、友人より「宿泊して確認して報告するよう」と厳命を受けました（笑）。
入室時「今日は混んでいますか？」「６名様なので混んでませんよ」私は１人ですから、「全部で３組か４組ですね」「いぇ今日は６組、６名様です」とのこと。１人でも２人でも料金は一緒ですから６組６人は気の毒です。
従業員は３０代前半の男性と６０代の女性の２人しか会っていません。
増築を重ねた古い建物のようですが、綺麗にしています。明治大正の頃、この地の製糸業で財を成した方が保養施設として作った建物と伺いました。古いですが、古いからこそ今では入手できないような内装材を使用しています。私が泊まった部屋の窓ガラスは、いい感じに歪んでいて、外の景色が揺れて見えました。サッシではなく木製の窓枠でした。網戸もレトロでナイロン製ではなく金網のようでした。廊下の一枚板のケヤキの床材は4メートル以上はあります。階段も一枚板で厚く、幅広です。
単なる安い宿泊施設ではありません。建築関係の方とか建築を学ぶ学生さんにおすすめかも知れません。
食事は、心のこもった料理で充分すぎる量でした。
部屋は静かでのんびり過ごすことができました。
「建物を維持するのに手間とコストがかかるでしょ」「すぐにあちこちが壊れます」という会話でチェックアウトしました。
彼の一生懸命のもてなしを受け、心地良く車に乗りました。
建物を後世に残すためにも次回は複数人で宿泊したいと思います。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂4
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2014年04月