仕事がらみで4泊しました。素泊まりでこの値段なので、正直それほど期待していませんでした。建物は年季が入っているし、部屋のドアを開けた靴脱ぎ場の感じはまさにちょっと懐かしい昭和のアパートを連想させます。でも部屋に入ってびっくり。4畳半と6畳の二間続きで、何しろ畳も襖も障子も新しく、一人で過ごすには広すぎるくらいのゆったり感。青畳に寝転がる快感、海外在住の僕には嬉しいプレゼントでした。お風呂や洗面所は古びていますがそれもまたいい感じ。トイレはちゃんとウォシュレットでした。

何が良かったって、ほっといてくれることがまず楽でした。朝食の時間に無理して起きる必要もなく、仲居さんがどしどし入ってくるわけでもなく、自分のペースで「暮らす」感じで泊まれます。掃除も必要ならやってくれるみたいですが、僕は別に大して汚すわけでもないし結構ですとお断りすると、タオルや浴衣、歯ブラシやお茶などを一式、毎日ドアのそばにそっと置いといてくれる心配りも嬉しかったです。なんだか自分のアパートに帰ってくるような気分でした。

一つだけ残念だったのは、門限が午前1時だったことです。盛り上がった飲み会を泣く泣く抜け出して、急いで帰らなくてはいけなかったのは辛かった。部屋の鍵は各自持ち歩くんだし、昼も夜も入り口は開け放してあるんだし（多分1時以降は鍵をかけるんでしょう）、別に門限がなくてもいいような気もしましたが、それはもちろん経営側にもご都合があるんでしょうね。でも今後、例えば玄関の鍵も部屋の鍵と一緒に渡すとか、別の入り口から入るとか、何か対処していただけるとすごくありがたいです。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事-

旅行の目的

ビジネス

同伴者

一人

宿泊年月

2018年06月