このたびは藤屋にお泊まりいただきまして有難うございました。
お食事をお気に召していただきまして何よりでございます。八室の宿にて御一組御一組のことを想いながら心を込めておつくりしております。朝食にお気を留めいただきましたことは、道ばたの名もなき花に気づいていただいたよろこびにございます。

お風呂の件、申し訳ございませんでした。たいへんお気の毒なことでございます。もしかしたらスタッフに申しつけいただければ、タイミングをあわせることが出来たやもしれませんが、滞在時間の制限もありましたでしょうから難しかったでしょうか。八室にたいして五つの風呂を用意しておりますが、混み合う時間帯には意中の風呂に入れないこともあるかもしれません。もし次回いらしていただける機会がありましたら是非ともお入りいただきたく存じます。

照明へのご指摘大変有難うございます。実は、ロビーはもう少し明るい方がいいと、一スタッフである私も個人的にはそう思うこともございます。暗がりでお足元は大丈夫でしたでしょうか。
このロビーの光の演出は、当主の「非日常」というコンセプトによるもので、たいそうな思い入れがあるのでございます。見えるか見えないかの暗がり。それは大正時代の湯治宿？人間は日の出とともに起き、日の入とともに寝るという生活をしていました。明かりといったら、ロウソクや囲炉裏の光ガス灯の光です。そういった大正の世を体に覚えてほしいからなのだと。。。。平成の世に生きながら、そういう人間の本能のようなものを呼び起こして欲しいというのが、当主の想いなのだそうです。
この件はこれからもスタッフで話し合い、何がお客さまのためなのかを、日々考えより良い藤屋になるように精進して参ります。

このたびはお泊まりいただきましたこと、またクチコミへのお褒めのお言葉、ご意見、ご指摘、感謝申しあげます。ありがとうございました。藤屋